「月がきれい」8話 ヰタ・セクスアリス 感想
「彼女」と認めてもらえることの幸せ
付きバレした夏休みの登校日
小太郎は「愛の作法と表現」を見つけられるか(笑)
LINEで広まってしまった小太郎と茜の関係。美羽と一年の時オナクラだった葵が「わたしにもLINE来ているくらいだから…」と言っているってことは、美羽が元凶?
噂が大拡散中。
登校するなりトイレに連れ込まれるわ、ふと目が合っただけで教室中が固まってしまうわ、大変なことに。
でも満更でもなさそうなふたり。
意識しまくる茜と小太郎。
茜の部活が終わるのを待ってふたりで一緒にお昼ご飯。
部活帰りにシャワーも浴びずジャージのまま出掛けていた茜も、いまは汗を気にしてコロン?を使います。やはり恋は人を変えるものです。
小太郎の川越祭りの稽古に付き合い、ここでも彼女だとばらされても、いまの茜はとても嬉しそう。
小太郎の舞い姿に見惚れてしまいます。
その後、氷川神社でデート。
茜の浴衣姿に今度は小太郎が見惚れる番。
成就した恋について語ることは何もないですね(笑)
「べにっぽ」をふにふに(可愛い)
かんざしをあててみる(可愛い)
小太郎への誕生日プレゼントに悩む(可愛い)
風鈴に感動(可愛い)
願いごと「恥ずかしいから…」(可愛い)
ふたり一緒に願掛け(可愛い)
前回、幼女に邪魔された「ぎこちないキス」をやり直し(可愛い)
登校日に答えられなかった小太郎の好きなところも、しっかり言えるようになりました。
「安曇くんって、目立たないけど、一緒にいると安心する」(可愛い)
「茜、何か変わった? 恋すると変わるよね」心咲、節子、美羽に冷やかされて終わる、いちゃラブ全開の8話でした。
ヰタ・セクスアリス
女の子の足をさわる…。緊張と恥ずかしさと…。「性欲的生活」言葉にはできないですね。
心咲、節子、美羽
当初は茜には不向きな友だちと思っていました。
体育祭で茜がバトンを落とした時、からかう男子からかばう発言をしたと思えば、その後トイレでバトンを落とした茜のことをからかう…。
でも今回の茜に対するイジり方を見ていると、彼女ら中学生らいし優しさを感じました。もしかしたら茜に必要なのはこういった友だちなのかも知れません。
美羽「チュウしたら教えてね」節子「安曇にゃ無理か」心咲「勇気無さそう」
茜(…実は、未遂なの)
川越祭りのおじさん
「はぁ〜、彼女かぁ〜、これがかぁ〜」
小太郎のためにお小遣いもくれる。
ふたりの想いを確認できた、ふたつの短冊。
ホントにグッジョブ。
この願いがきっと叶えられますように
「月がきれい」7話 惜しみなく愛は奪う 感想
愛を与えられた人、愛を奪われた人
小太郎も茜も視聴者も、いままでのフラストレーションが一気に解消した7話。
本作品、中盤の見せ場でした。
千夏の提案で東京ドームシティに遊びにきた9人。
はたして千夏は小太郎に告白して「ちゃんと諦めたいから」を実践できるのか。そして比良は…
もうこのシーンを見たらストーリーなんてどうでもいいや(笑)
茜と千夏
このふたりの出会いを想像してみました。
中学に入学してすぐ陸上部に入部した茜と千夏。
千夏は持ち前のおおらかな性格で茜とすぐに友だちになります。さらに千夏に引っ張られて、クールな葵や男子部員らともすぐに仲良しに。そして体育祭での比良との会話ように自然な対応も千夏がいたからこそ。
千夏がいなかったらいずれ仲良くなれたとしても、もっと時間が必要だったかもしれません。
そう考えると茜にとって千夏は友だちの中でも特別な存在なのでしょう。
(もしかしたら小学生の時の心咲も同じような存在だったかも)
ならば、千夏に同じ人を好きだと言われたショックも想像以上に大きかったはず。
「わたし、告白して良い? ちゃんと諦めたいから」と言われた茜は、おそらく告白することを了承しました。(と言うか断れなかった…)
でも告白すべき小太郎が、先に茜と付き合っていることを宣言してしまったため、千夏の願いは叶いません(さすがにその宣言のあとでは小太郎に告白できないですよね)
茜は特別な友だちである千夏の願いを間接的に壊してしまったこと。でも小太郎君を好きになられるのは困ること。様々な気持ちが罪悪感に繋がり、ラストの「ごめん」というひと言になったと思います。
比良から見た小太郎
比良は陸上部部長。面倒見も良さそうだし、紳士的だしカッコイイ。同じ陸上部の茜とはとてもお似合い。みんなからもそう思われて、体育祭、修学旅行、そして今回も積極的にくっつけようとされます。比良もおそらく茜に相応しいのは自分、告白すれば断られることはないと思っていたでしょう。
故意か偶然か、はぐれたことをきっかけに告白する気まんまんです。
比良からしてみると、(えっと…誰だっけ?)程度の認識しかなかった小太郎。
彼から「彼女だから…、付き合ってんだ、俺たち」と言われても何のことかしばらくわからなかったでしょう。
「マジで」と尋ねると、顔を赤らめながら小さく「うん」とうなずく茜(可愛いい)
そのあと小さく「うぁ」と声にならない言葉を発してようやく現実を直視。
比良がみんなと合流してからシーンは何度見ても飽きないですね(笑)
ろまん君の「うん、そだよ」という顔が、ドヤ顔にみえてしまう。
しかしドームシティに遊びに来たメンバーの内、心咲、金子、節子、永原、ろまんの5人は小太郎とクラスメートです。
ろまん以外の誰も小太郎と茜が付き合っていることに気がつかなかった…。これってカースト上位者は上位者にしか目が向いていないということなのでしょうね。
付き合っていることをバラしちゃった小太郎。
付きバレも嬉しいし、小太郎が比良に対して「彼女だから」と言ってくれたことも嬉しい。茜のフラストレーションをいっきに解消。
嬉しすぎて少し変顔になっている茜(可愛い)
茜「みんなに言っとくね」(可愛い)
茜「一緒に食事するの、初めて」(可愛い)
茜「もう、びしょぬれぇ(笑顔)」(可愛い)
お化け屋敷に入りたい(可愛い)
スカイフラワーも楽しい(可愛い)
茜「もっと寄って」「じゃ、撮るね」(可愛い)
茜「付き合ってるって感じ?」(可愛い)
茜「…」(可愛い)
チュウを邪魔されたのに、この笑顔。少し前ならお互いに赤くなっていたはず…
付きバレして、肩の荷が下りて、こんなにも自然になれたふたり。
思いっきりデートできて良かった。
そしてふたりの幸せに太宰は無用でした(笑)
千夏ちゃん
とにかく攻めます「コタァ、コタコタコタコタ」(笑)
でも泣くほどまでに小太郎が好きだったのか…
あと当初、比良を入れた四人で来る計画だったよね。策士だよね…
比良君
「全然大丈夫だから」(強がり)
一同
「全然知らなかったぁ…」
「ちょっと、ろまん、知ってた? いつから、いつから、いつから」(笑)
ろまん君
体育祭の時、小太郎の顔が赤くなるのを見てました。その時から「なぁ〜んとなく」?
幼女のお母さん
「こっち来なさい!」がとてもリアル。声だけの出演でした(笑)
「月がきれい」6話 走れメロス 感想
メロスは友のために走る。茜は誰のために…
「会いたい」
「わたしも」
頑張っても上手く行かなかったとき、好きな人の存在が大きな力になる。
放課後、部室に向かう茜は千夏のLINEが気になって少しそわそわ。千夏はそんなこと全く気にしていない様子。茜と葵のアイスを「ひとくち頂戴〜」といつものまま。
一方の小太郎は「恋と革命」のために生きていくつもりのようです(笑)
朝の図書室で待ち合わせたふたり。
小太郎は出版社から呼び出しを受けたこと、そのため大会の応援に行けなくなったことを茜に伝えます。
小太郎のことを喜び応援する茜。
そして「いいよ、全然」と明るく振る舞う茜ですけど、本当は緊張するから応援には来てもらいたくなかったのかも…。
まるで自分のことのように喜ぶ茜。でも千夏のLINEのことは「大丈夫、また今度」と小太郎には相談しません。
「一緒にがんばろう」と指切り、そのあと赤くなるふたり。
いよいよ当日。LINEでお互いを応援しながらそれぞれの目的地へ。
挿入歌「3月9日」をバックにした演出がいいですね。
ただ、結果は散々。
小太郎は担当編集者に純文学の才能が無いと言われ、ラノベへの転向を進められます。追い打ちをかけるように、母親から出版社から呼び出しを受けて行ったことを強く叱責されます。
茜も本番直前に千夏から、この前のLINEについて話しかけられ小太郎と付き合っていることを打ち明けます。
茜「わたし…、付き合って、いる…。安曇くんと…」
千夏「知ってる。わかるよ、そんなの、友だちだし」「言ってくれてありがとう」
茜「えっ…」
明るく返す千夏にまたしても困惑する茜。
集中力欠いたまま望んだ試合は散々。同組の千夏にも負けてしまいます。
おまけに比良くんにまたまた残念な追い打ち。
その夜、お互いに結果を伝えられないふたり。
小太郎「会いたい」
茜「わたしも」
相手に結果を尋ねるのでもなく、慰めの言葉が欲しいわけでもない。
気持ちをひと言で伝える小太郎と、ひと言で返す茜。
こんな瞬間が確かに存在する、それがいまのふたりの関係です。
翌朝の図書室。
ダメだったことを言葉で報告し、もっと頑張ることを確認。
相手のためにこそ自分の好きなことを頑張る。本当に良い関係を築いてます。
茜は陸上を、小太郎は小説の執筆を今まで以上に頑張ると約束する。
そして茜はもう一度、千夏に安曇くんのことをキチンと話します。
内心、茜に嫌われたかと思っていた千夏は安心した様子。
普通ならここで一件落着するはずなのに…。
茜の手を握りしめながら…。
「わたし、告白して良い? ちゃんと諦めたいから」
茜ちゃん! 呆然としたのは君だけじゃない。
こっちも何が起きたのか一瞬わからなかったぞ(笑)
LINE
ふたりがそれぞれの勝負の場所に赴く時のLINE。
遠く離れていてもふたりは大丈夫。その想いが感じられます。
それはこの先、起こる出来事を暗示しているのでしょうか…
小太郎の父
サバゲ部ってわけじゃないですよね。地元の猟友会に所属しているのでしょうか…
お姉ちゃん
MURI MURI MURI ♫ SOKKO DE ZEKKO ♫
速攻で絶交。韻を踏んでます(笑)
茜の「だって友だちも大事」に
「友だちでいられんの?」と返すお姉ちゃん。
友だちに流されやすい茜。
ものすごくこれからが心配になります。
比良君
「好きなんだ、お前楽しそうじゃん、走っているとき」
これって5話で小太郎の言葉
「俺、水野さんの走っているところ、なんか、好きっていうか…」と同じですよね。
同じ言葉でも心に響いたり、響かなかったり。
だんだん比良がかわいそうになってきた…
「月がきれい」5話 こころ 感想
「こころ」とは明治時代の三角関係のお話しです
「誰も知らないけど、私と安曇くん付き合いはじめました」
やること全てが初々しい小太郎と茜。
目が合うだけでほほを赤らめる。
ネットで検索してみる。
知恵袋で中学生がふたりきりになれる場所を質問してみる。
良くわからないので、小太郎は古本屋のお兄さんに相談したり、茜もお姉ちゃんに聞いてみます。
(ふたりとも身近に話せる人がいて良かった)
小太郎が「でも俺は、学校で、水野さんと会えるだけでもうれしい」とLINEすれば、茜も赤くなりながらも「わたしもうれしいよ」と返す。
甘甘です(笑) そして恥ずかしいです(笑)
紐ボクシングも真剣になっちゃったりします(笑)
でも秘密というのはストレスが溜まるみたい。
図書室で会う約束をすれば、塾の相談の件でなぜか千夏が先回り(超能力なのか、ストーカーなのか)
そのせいか、大会間近の練習に身が入らない茜。比良に心配され、一緒に帰る途中にまたもや残念な励ましを受けてしまい微妙な感じ。
さらに後輩たちに「水野先輩って比良先輩と付き合っているんですか」なんて質問されて気が滅入ってしまいます。
同じく気が滅入る小太郎に古本屋のお兄さんが逢い引きの場として店を提供。「学校だと話せない、せっかく付き合ったのに」。
二人っきりになって少しずつ打ち解けて、初々しく手を繋ぐ。
この「秘め事」も、やっぱり見ていて恥ずかしい(笑)
そんな時間をぶち壊す千夏からのLINE。
「茜に報告。私、安曇くんのこと、好きになったみたい」
ビックリして振り返ると怪訝な顔をした小太郎。
ただの甘い甘い、そして恥ずかしさで悶絶する5話なのかと思っていたら、最後に落とし穴が待っていました。
千夏ちゃん。修学旅行の件で、あなたは茜と小太郎が、いい感じなことを知っていたのでは? それとも知っててやってる? 絶対に知っててやってるよね。
不思議少女、千夏ちゃんに持ってかれた5話でした。
西尾千夏
とにかく明るい。良く笑い、元気。深く考えない、そして大雑把(笑)
だからこそ車道側をさりげなく歩く小太郎を好きになったのか?
その程度の細やかさで感動するのか?
現実だとモテるよね、こういう女の子。
美羽
茜も大変なの? ニコニコ
えっと、本当は気がついているの? 修学旅行の時も?
男子はめんどくさい女子が大嫌い。…頑張れ稲葉君(笑)
涼子先生
「せっかく行きたい高校が見つかっても、スタートが遅いと間に合わないこともあるし…」
もしも未来人がこの場にいたら小太郎に言い聞かせて下さい…
比良君
「色々あんの…」「まあ、良いけど」
相談に乗ろうとしていたんだよね? なんだろう、この残念さ…
まずは太宰を読め!
「月がきれい」1話から4話までの振り返り
小太郎から茜へ、茜から小太郎へ
1話では、用具室での作業を終えたあと「じゃぁ」と走り去る茜を見送る小太郎というシーン。
2話の体育祭のあとは茜が「それじゃぁ」と立ち去る小太郎を見送る形に変わってます。
最初に茜を意識した小太郎。その小太郎の気持ちが伝わり、今度は茜が小太郎を意識する。ふたりの気持ちの深まりが上手く表現されています。
4話の修学旅行の最中、千夏とお土産を選んでいる時に偶然現れた小太郎。
千夏はとても気軽に小太郎に話しかけます。
思わず隠れてしまう茜。
これは前述の体育祭、比良と茜 が自然に話しているのを見る小太郎と対比されます。
好きな人が他の異性と親しくしているとなんだか不安になる。誰しもそんな気持ちになったことがある。すごく共感するシーンのひとつです。
茜はなぜ、心咲たちのグループに入ったのか
1話冒頭、貼り出されたクラス分けを見ると水野茜の隣に宮本心咲の名前があります。
茜は小三の時の同級生だった心咲のことを覚えていたのでしょう。もしかしたらその時も出席番号がこの順番だったから、すぐに気がついたのかもしれません。
他に1組には知り合いがいない茜は始業式の時、心咲らしき後ろ姿を見つけます。
トイレでの緊張ほぐし、教室の外から不安そうに中を見渡す姿は、実は心咲を必死に探していたのでしょうね。
随分会って無いし、向こうが覚えていないかも知れない…。幸い心咲から声をかけてくれたこと、野球部の金子が茜のことを知っていたこともあり、このグループと行動することになるわけです。(友だちは大事、と言うのが茜の信条みたい)
異性と上手く話せない小太郎と、部活仲間とは普通に話せるのに、あまり親しくない人とは緊張で上手く話せない茜が、LINEだと普通にコミュニケーションをとることができる。小太郎とのLINEは安心できる。でも上手く話せない。
それが好きという気持ちであるとすらわからない茜。
緊張のため気持ちを上手く伝えられない。修学旅行の脱衣場のパンツに「名前書いてない?」と聞くなど、人より幼さが残る。それが優柔不断ともとられやすい。
3話の千夏と葵の立ち話「茜、断らないよね」。正確には「断れない」んですね。
前半4話は、ふたりが知り合って付き合うことになるまでのお話でしたが、何せ密度が濃いです。台詞は少なめ、Cパートもあるので本編は17分程度の時もありますが、とにかく行間を読み解く必要が多いので何度見ても発見があります。
次はから話は中盤へ。果たしてふたりはどうなる(知っているけどね)
「月がきれい」4話 通り雨 感想
太宰無用の修学旅行
小太郎の「つき…、あって」に対する茜の返事は
「つきあうって、良くわからない…。もうすこし待って」。
心のもやもやが、好きという気持ちなのかもわからない茜。当然の返事ですね。
中学の修学旅行、テンション上がりますね〜。
しかし旅行中にスマホ禁止は一般的なのでしょうか?持たせた方が生徒にとっても先生にとっても安心な気がしますが。
4話はすれ違いを上手くまとめた話でした。
就寝時間後、茜たちは恋バナ中。心咲たちに「気になる人はいる」と言ったとたんに「比良?」とまたもや勝手にくっつけられそうになって否定する茜。
小太郎がスマホを没収されたため、LINEでの自由時間の待ち合わせ指定も中途半端なまま。
翌日の自由時間、美羽の執拗なツッコミをかわし、待ち合わせ場所に走る茜。
(心咲ちゃん、意外と空気が読める良い子)
小太郎も向かうが土井丸百貨店はでかい。いま一歩のところですれ違うふたりの緊張感が良いですね。
そして急な雨
連絡ないし…
付きあってないし…
返事もしてないし…
来ないかも、しれないし…
(不安げな四連発)
焦る小太郎はちょうど見かけた千夏に思い切って声を掛けます。お土産を選んでいるときの小太郎と茜の態度から、何となく察しっていた千夏は茜に電話。
小太郎が話すと
えっ、なんで…
意味わかんない、待っていたのに…
いまどこ…
今まで聞いたことのない茜の不機嫌な声。
ようやく出会えたふたり。
遅いし…
勝手に待ち合わせ決めて、行ったらいないし…
雨降るし!
ケータイ繫がらないし!
(いらだち四連発)
何で千夏のケータイ…。仲良いよね…なんか
何でもない!
わかんない!
わかんないけど、全然話せないし…
もっとしゃべりたい…、安曇君と…
怒っている途中で、その理由がもっと小太郎としゃべりたいという気持だと気がつき、それが「好きという気持ち」なのかなと気がついたのでしょうか。
小太郎の「それって、返事…」に、「うん…」と答える茜が可愛すぎです。
ふたりの心に降った雨もいつの間にか止みました。
茜は緊張するから人付き合いが苦手なのか、それとも本当は人付き合いが苦手だから緊張するのか…。なかなか別行動を取ることができなかったのは、人に嫌われたくない気持ちが大きいからかもしれませんね。
謝ることしか出来ない小太郎に、結構容赦ない言葉の数々。
家族や陸上部以外の人に自分の素を見せることができた茜。
それはもう小太郎が好きってことですから。
心咲と美羽
小太郎との待ち合わせ場所に行きたいけれど心咲と美羽に別行動したいともはっきり言えない茜。
茜が席を外したとき、心咲と美羽は「デート?」「何で隠すんだろう?」「友だちなのにね」と話しているのできちんと話せば別行動できたはず。(でも茜にはちょっと無理か。そのあと美羽の執拗な追究されるだろうし…)
最終的には心咲の「かわいそう、別行動しよう」で茜は救われます。
(心咲、良い子だ。美羽、単に空気を読まないのか…。それともすべてお見通しなのか)
千夏と葵
クラスは別なのにふたりで自由行動。茜もはじめから合流すれば良かった…。そうすれば小太郎と約束ができても上手く別行動とれそうだったのに。
比良君
太宰と同じく、出番なし(笑)
「月がきれい」3話 月に吠える 感想
茜の気持ち
茜に「本当、月きれい」と先に言われてしまってからの、小太郎まさかの「つき…あって」の告白で締めくくった3話。なんて素晴らしい! これが「太宰力」なのか…
私が気になったのは告白部分ではなく、茜の「なんか変なの」という気持ちです。
中間テスト1日目。茜はろまんの「コタ〜」の声で小太郎の席を振り返ってしまいます。2日目、テストが終わってまたも反射的に小太郎を見てしまいますが、それに気がついた小太郎と無言のまま見つめ合います。
何ごとも無かったように部活に向かう途中、今度は「ハネテル君と友だちになったんだ」と言う千夏に茜は驚きと複雑な表情。
そして部活の休憩中。千夏と葵は比良が茜を好きらしいと言う話で盛り上がるが、茜は困惑してしまいます。
茜はおそらく中学三年生にしては少し幼く、恋愛についていままで考えたことも無かったのでしょう。
また1話で小学校の時のクラスメイトだったというだけで、少し場違いな上位カーストグループに入ってしまったりするところを見ると、結構その場に流されやすい面もあるようです。
一方、応募原稿が落選して意気消沈でテストにも実が入らなかった小太郎。図書室で「太宰力」を発揮したあと、千夏と葵の「比良が茜に告るかも、そして茜は断らないんじゃないか」という立ち話を聞いて結構焦ります。とにかく茜に好きな人がいるのか気になって仕方ない様子(まあ、当たり前だよね)
茜は体育祭以来「小太郎」を意識してしまうのと同時に自分の中のもやもやした気持ちを考えてしまいます。そのもやもやが何かわからない…。
もやもやを抱えたまま、スマホの電池切れで大会の結果をLINEできない茜は、半信半疑で小太郎がいるだろう神社に向かいます。
小太郎もLINEがないことにそわそわ、祭りの稽古にも実が入りません。
そしてまさか会えるとは思わなかったふたりの緊張気味の拙い会話が微笑ましい。
「神社いるかなと思って…、会えたし」。そして言葉に出来ないもやもやした気持ちが「なんか変なの」という思いに変わります。それが恋という感情だとは気がつかないままに…。
そんな茜の気持ちを読み取ったのか、それとも「本当、月きれい」から「ウヒヒ」の茜の素の笑顔に当てられたのか(この魅力的な笑顔は反則級ですね)
ここで小太郎は太宰の言葉通り「恋愛は意志」を実践して告白するわけです。
いやあ、1話、2話で少しずつ取り除いた壁を小太郎はいっきに壊してきました。このままゆっくり進むお話しだと思っていたらまさかの快進撃ですよ。これは太宰だけじゃない、モハメド・アリの力も感じます(笑)
他に印象に残ったのは茜の「いっぱい神頼みして」に、小太郎は真摯に神社にお参りすることで答えます。シーンに掛かる曲「初恋」が染みます。
LINEのやり取りもさらに自然になりました。ふたりの間の壁もずいぶん取り払われてきた感じがします。
大きく話が動き出した3話。はたして茜はつきあうことにOKするのか、そして先手を越された比良はどうする。
比良君
2話に続いて期待を裏切らない残念さ…。
試合前の緊張をほぐしている茜にまたしても「自己ベストだせよ、県大会狙えるんだから」(ボキャブラリーがないのか…)
それに比べ小太郎からのLINEは「思いっきりいこう」(それを読んだ茜はニッコリ)
茜のお姉ちゃん
1話で茜から「LINEばっかし」と言われていたが、3話では「最近よくLINEしてるね」と茜に突っこむ。
どうやら茜に気になる人がいることに気がついているみたい。
千夏ちゃん
2話での小太郎への絆創膏、今回の「友だちになっちゃった」発言とかを見てもかなり大雑把。
短距離では茜に勝てたことが無いみたい、自主トレでもちょっと対抗心を燃やしてます。(比良君と別の意味で残念なことに気がつかなかった…)
この記事は10話まで視聴した時点で書いてます。いま初めから見返すと新しい発見が色々出てきますね。それはまた次回以降で。