カピバラの備忘録

アニメと音楽と読書など。少し自分の考えをまとめて見たい気分になりました

新しい過去の創造

勝手な青春劇

勉強が出来る…
スポーツに秀でている…
バンドをやっている…
面白くて楽しい…
かっこいい… 

中高生時代の人気者ってこんな感じだったと思います。

 

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勝手な青春劇 愚痴をこぼして終わり
僕らの毒は僕らだけじゃないんだから
大丈夫

勝手な青春劇 何となく楽しくて
終わりにはしない僕らだけの時間を

勝手な青春劇 - ゲスの極み乙女。 - 歌詞

アルバム「達磨林檎」の中の一曲。

10代の自分は何となくむしゃくしゃしていて、誰かまわずにシニカルな意見を吐いていました。カッコつけたわけじゃなく、あの時はそうするしかなかった。
親、教師、先輩や同級生にあるときは毒づいて、あるときは迎合して…。
誰も導いてくれる人もなく、ひとりで決めてゆく。

特別な存在だなんて思った事は一度もないけれど、年を重ねるにつれ、子どもの頃の人気者の条件なんて大人になったら大して意味のないことだと気がつく。

自分の過去を変えることなんて誰も出来やしないけど、子どもの時より大人をやっている年月の方が長くなってしまった。

沢山の出会い、そして小説、アニメ、映画、音楽に触れて子どもの頃とは違う解釈もできる様になった。そんな今の知識と感情を持ったまま、10代に戻った自分を想像する。

それは「新しい過去」を持った自分。その自分が大人になれば今とは少し違う人生を送れているのかもしれない。

「新しい過去」は「あの頃なりたかった自分」に近づくための魔法の様なもの…

人はいつでも変わることができる。そう考えたら少し元気が出てきた