カピバラの備忘録

アニメと音楽と読書など。少し自分の考えをまとめて見たい気分になりました

「月がきれい」5話から8話までの振り返り

心が重なる時

5話から8話は、つきあい始めたふたりのお話。

周囲に秘密にしたために色々もやもやが溜まります。
両想いの小太郎と茜。そしてふたりに絡む片思いの比良と千夏。


修学旅行回のラスト
「わかんない、わかんけど…。もっと喋りたい、安曇くんと…」

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それが8話のラストでは心咲たちに
「安曇くんって、めだたないけど一緒にいると安心する」

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小太郎がなぜ気になるのか、どうして小太郎のことが好きなのか。茜の中でひとつの答えが出たようですね。

ふたりの関係が強くなる経過は色々と語られているので割愛するとして、重要な役割を果たすのが千夏です。

「不思議少女」千夏ちゃん

茜がハネテル君とあだ名を付けた男子を体育祭ケガの手当てをしてあげる。
  >小太郎「雑っ」

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試験終了、ハネテル君を見かけて声かけ、茜に「友だちになったんだ」と伝える。
  >小太郎 恥ずかしいというか迷惑そう。

修学旅行でのハネテル君の態度から茜と小太郎のことを察する。
  >小太郎 なぜバレたのか、わからないけどただ感謝。

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職員室で見かけて「今日、ハネてないね」から「塾、いいとこ知らない?」と。
  >小太郎 修学旅行の時、助けられたし、茜の友だちでもあるし…

部活で大会前のハードな練習メニューにやる気を見せる。
  >茜 千夏の「がんばろう!」の一言にうなずく。

昼休みの図書室で小太郎に塾のことを聞いて見学を決める。茜にも報告。
  >茜 折角の逢瀬を邪魔されてちょっと不機嫌。

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やる気を見せていた部活だけど、塾の見学のためあっさり休む。
  >茜 なんとなくもやもや気になる。練習に身が入らない。

小太郎と塾の帰り道、車が危ないので無言で小太郎が車道側に場所を代わる。
  >千夏 小太郎の紳士的態度にニッコリ。

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茜に「安曇くんのこと、好きになっちゃたみたい」とLINEする。
  >茜 驚き。

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大会の日、「わたし、付き合ってる…、安曇くんと…」と話した茜に、「知ってる。わかるよ、友だちだし」「言ってくれてありがとう」と返す。
  >茜 困惑。


再び安曇君のことを茜から伝えられる。小太郎を好きになったことを茜が怒っていないことに安堵。でも「告白して良い?ちゃんと諦めたいから」と発言。
  >茜 さらに困惑。

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遊園地で小太郎に攻めこむが何もできず。小太郎と茜が付き合っていることも公になり、ただ涙。茜に「告白できなかった」とLINE。
  >茜 ポツリと「ごめん」

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夏休み登校日。小太郎と待ち合わせの茜を見送り「いいなあ、茜」と呟く。

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時系列で確認しても、やっぱり千夏のことが良くわかりません(笑)
友だちを気遣っているようで、気遣っていない。

茜と小太郎が相思相愛だということは知っているんですよね。それでも気持ちは止められない… おそらく千夏は自分に正直に、人にたいしても正直に接することが一番良いことだと思っているのでしょう。

県大会行きがかかる大事な試合前に「この前のLINEのことだけど…」と言って茜を呼び出す(緊張しやすいことを知っているのに…)
そして茜・千夏・小太郎・比良の4人で遊園地行きを計画する(比良は茜に告白するだろう…)
コレって「行動にはベストを尽くす」ってことでしょうか。あわよくば欲しい物を手に入れたいってことでしょうか…

千夏が意識的になのか、それとも無意識で行動しているのかはわかりせん。
しかしそれは相手を傷つけるか、自分が傷つくかの二者択一。
今回は自分が傷ついて、茜と元のまま友だち関係を続けているようですけど、逆に茜が傷ついた場合は友だちのままいられたのでしょうか?
そして告白できなかった千夏はちゃんと諦めることができたのでしょうか?

「残念部長」比良くん

比良は何だったのでしょう。(答え。道化でした)

ジェットコースターでよろめく茜に自然に手を差し伸べる。
茜に対して自然に軽口を叩く。熱中症を気遣い、ドリンクを差し出す。

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格好良くて、紳士的。

なぜ小太郎と差がついたのでしょう。


比良を見てるとやはり千夏と似ているところがあるな、と思ってしまいます。
好きな人を気遣っているようで、気遣っていない。


比良「自己ベスト出せよ、県大会狙えるんだから」(以下略)


付き合いも長いはずなのに茜の気持ちが全くわかっていません。
茜の緊張しやすさは知っているだろうし、頑張れ系の言葉は駄目だということもスポーツマンならわかっていると思うのですが…

おまけに試合直前に告白しようとしてました。(ギリギリ思いとどまりましたが)

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比良君は、もう少し好きな人の気持ちに寄り添いましょう。


比良に対して小太郎は
小太郎「水野さんは、そのままでいい、と思う」(体育祭のあと、教室で)

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小太郎「それって、返事…」(修学旅行、雨に打たれて)

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小太郎「ふたりで話したかった。学校だと無理じゃん、せっかく付き合ったのに」(古本屋に呼び出して)

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小太郎「会いたい」(お互いに結果を出せなかったあと、LINEで)

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小太郎「彼女だから。付き合ってんだ、俺たち」(遊園地、比良の前で)

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いつも茜の気持ちを代弁しています。当然、茜の返事は全てyes。


そして付きバレのあとは気持ちがひとつに。(氷川神社、縁結び短冊に)

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茜「いいよ、いいよ、悪いから」 比良「おばちゃんかよ」
茜「むぅっ」

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茜「しみるぅ」 小太郎「オヤジか」
茜「だって暑くて」

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単なる友だちとの会話と、彼氏との会話でここまで反応が違うとは(笑)
しかし考えてみると中学三年生なんです。比良が普通で小太郎が特別すぎとも言えますね。

 

ふたりとも知り合った頃は言葉にできない気持ちをLINEで伝えることが多かったのですが、徐々に直接言葉で気持ちを伝えることが多くなりました。大切なことは言葉できちんと伝えなければならない。そしてそれは何度でも、何度でも…

小太郎はこの先も茜に言葉で気持ちを伝えることができるのでしょうか。

小太郎と茜の間には隠し事は無いようです。
茜が「ハネテル君」とあだ名を付けたことも千夏の発言で知っていましたが、そのあと小太郎にLINEしてますし。

ただ8話が終わった時点で、茜は小太郎に対してひとつだけ秘密ができました。
それは千夏が小太郎のことが好きだったことです。
このことは小太郎は知りません。
秘密はずーっと秘密のままなのでしょうか…。それとも…

おまけ

小太郎「茜…ちゃん…」「茜…」
名前呼びの練習中。人には見せられません(笑)

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いよいよ物語もあと4話。
はたして比良の運命は…(11話まで見たので知ってます…)
そして短冊の願いは叶うのか。